こんにちは(^^)
大阪のベビーマッサージ・ベビーヨガ教室「Happy Hug-ハピハグ-」代表の本田真依です。
現在、ハピハグの教室運営の他に、大阪府内の子育て支援センターさんや保育園・幼稚園さんで定期的に講座を担当させていただいております。
ある幼稚園さんには、子育て支援の教員として週2日ほど勤務していますが、そちらの研修で興味深い本が紹介されていました。
子育てのヒントにもなるな~と思ったので、こちらのブログでも紹介させていただきます。
自分のことは好きですか?
以前、ある先生に「自分のことは好きですか?」という質問を投げかけられたことがあります。
一瞬、ドキッとしました。
自分のことが好きかどうか、深く考えたこともなく、どちらかというと「私って、なんで上手くできないんだろ?嫌だなぁ…」と思うことの方が多かったからです。
今、「自分の事が嫌いで、劣等感でいっぱい」という子どもが増えているようです。
では、そのような子どもたちをどう変えていけばいいのか。
そのことを脳科学の視点から紐解いているのが、こちらの書籍です。
どこかの家庭でありそうな日常の朝の様子をご紹介します。
毎朝なかなか起きてこない娘を心配して起こしにいくお母さんの姿があります。
母「朝だよ。起きなさい」
娘「……」
母「いい加減に起きなさい。遅刻しても知らないよ」
娘「あーうるさい。ほっといて」
母「じゃあ、ほんとに知らないよ」
娘「うるさい、うるさい」
そして、遅刻する時間をとってくに過ぎて娘が起きてきて、
娘「なんで起こしてくれないのよ。遅刻しちゃったじゃない」
<工藤勇一・青砥瑞人.最新の脳研究でわかった!自律する子の育て方.SBクリエイティブ株式会社,2021,17p.>
わが家にもありそうな朝の娘との会話です。
うちの場合は、娘が適当に起きてきてくれるので、1~2回起こすだけで楽チンなのですが。
私が高校生の頃、妹と母がこんな風だったなぁ~なんて懐かしく感じてしまいます(^^;
でもこの会話、ちょっと違和感がありませんか?
遅刻する娘を心配して、母親はちゃんと起こしている。
でも、起きない娘。
母親が起こしている時に起きなかった娘が、遅刻の責任を母親に押し付けている。
これって、人のせいにしていませんか?
この「最新の脳研究でわかった!自律する子の育て方」では、「自律できない子どもは上手くいかないことが起きると、人のせいにしがち」としています。
そして、そのような子は「共通して自分の事が嫌い」、だとも。
「自分のことが嫌いな子は、他人も好きになれ」ない、これ、私も以前に前述の先生から教えられました。
「だから、自分の事を好きになってあげてね」と私は言われ、そのように努力し、ちょっとだけかもしれませんが、自分が変われたような気もします。
自律していない子どもが、自分で考え行動できるようになるためにはどうしたらいいか、それを脳科学の視点も交えながら解説しているのが、この書籍です。
「心理的安全性」と「メタ認知能力」
この書籍では、脳科学からの視点として「心理的安全性」と「メタ認知能力」という2つの言葉が出てきます。
「なにそれ⁉難しそう‼」
と私は思いましたが、この書籍では分かりやすく解説されていて、「なるほど~♪」と理解できました。
「心理的安全性」とは、「強いストレスがかかっていない状態=心理的に安心できている状態」のことだそうです。
子どもに「失敗しても大丈夫だよ」という環境下で、いろんなことに積極的にチャレンジしてもらう、そのことが重要であり、それが「メタ認知能力」を使うことに繋がっていく、というお話です。
かいつまんで説明しているので、分かりにくいですが、この書籍では分かりやすく解説されているので、ご安心ください(笑)
教育現場で働いている先生にも、子育て中のパパさん・ママさんにも、有益な情報が入っている書籍だと思います。
子育てのヒントを見つけられると、ちょっと気が楽になったり、子どもと一緒に「やってみよう♪」という前向きな気分にもなれますよね(^^)
ご興味があれば、ぜひ手にとって読んでみてください(^^♪