最近、子どもの心理学の勉強を始めました。
その中で、子どもの発達理論で、ベビーマッサージに関する記述を見つけたので嬉しくて♪
このハピハグのブログでもちょっとご紹介したいと思います。
みなさんは、
「ホスピタリズム」
という言葉を聞いたことがありますか?
「ホスピタリズム」とは「施設症」とも言われ、ウィーン生まれの精神分析家・スピッツが1945年に発表した論文で提唱しました。
生後まもなく親と別れて施設で養育された子どもにみられる、心身の発達の遅れ、情緒不安定、神経症的傾向など、成長・発達上の問題を総称する概念です。
この「ホスピタリズム」を理解するにあたって、切り離せない「愛着」。
愛着理論は、イギリスの精神医学者のボウルビーによって提唱されました。
ボウルビーの愛着理論によると、子どもは常に母親のそばにいて愛情を感じたいという欲求を持っていて、家族や特定の養育者との間にある相互的な絆が「愛着(アタッチメント)」とされています。
そして、乳幼児期に愛着を形成することが、子どもの人格形成に大きな影響を与えると考えました。
また、乳児は生まれながらに親の養育行動を誘うような行動をすると考え、それを愛着行動と名付けました。
この愛着行動を生後間もない子どもができない場合を「母性剥奪(マターナル・デプリベーション)とボウルビーは呼びました。
ボウルビーはまた、ホスピタリズムの原因が施設自体にあるのではなく、この母性剥奪によるものと考えました。
そして、ここで登場するのがベビーマッサージ。
愛着関係にある母と子はスキンシップなどを通して、可能な限り密な関係を作るべきであるとして、発達における母子の相互関係をボウルビーは強調したのです。
養育者が子どもを見つめ、語りかけながら素肌に触れる、なでる、つまりマッサージすることで、子どもの情緒が安定するということが、この時代から言われていたのです。
精神医学者などからも支持を得るベビーマッサージ。
難しいことを考える必要はありません。
ママの愛情たっぷりの手で触れてあげるだけでいいのです。
ぜひ、気軽に楽しみながら、ベビーマッサージを日常に取り入れてください♪
南大阪にお住いの方は、
ベビーマッサージ教室「Happy Hug-ハピハグ-」
にぜひお越しください。